日本遺産 村上海賊

“日本最大の海賊” の本拠地:芸予諸島
-よみがえる村上海賊
“Murakami KAIZOKU”の記憶-

因島

中世に瀬戸内で活躍した海賊、因島村上家の本拠地として知られ、全国でも珍しい水軍城にて再現されています。
また、瀬戸内海のビューポイントである白滝山や因島公園、花に囲まれた芝生広場でゆったりくつろげる因島フラワーセンター、大浜埼灯台や灯台記念館、キャンプ場などがある因島大橋記念公園などは人気のスポット。
はっさくや安政柑の発祥の地、碁聖の本因坊秀策の生誕の地としても知られています。

見どころ

青木城跡

因島村上氏が、向島の余崎城より因島に移って構えた城。
因島のほぼ北端、現在の重井東港を望む小高い丘の上にある。
旧状を保った郭が五段に連なり、武者走りも残っている。

青陰城跡

周辺にある海城との連絡場所だった山城。
因島村上氏が戦国大名と肩を並べるようになると、
本城としての役割を果たした。
青影山の山頂にあり、島のほぼ全域と周辺海域が見渡せる。

長崎城跡

因島の南西部、長崎瀬戸の岬に因島村上氏が最初に構えた拠点である。
海側の岩礁には柱の穴も残っている。
航路を見張る重要な海城であり、背後の丘陵には荒神山城跡がひかえる。

椋浦の法楽おどり

因島の椋浦に今も伝わる法楽おどりは、村上海賊が戦いの勝利を祝い、
戦没者の追悼を行ったことに由来するという。
武者姿で跳ぶように踊る、勇壮な伝統芸能である。

白滝山(五百羅漢像)

因島村上氏が青木城を築いたとき、白滝山を控えの要害として
観音堂を建立した。
江戸時代には、柏原伝六と弟子によって700体ほどの石仏が造られ、
五百羅漢として信仰されている。

地蔵鼻(鼻の地蔵)、
美可崎城跡

美可崎城は因島の岬に築かれた海の関所であり、船隠しの入江などが今も残る。
その城の武将と船で通りかかった娘との伝説を刻む石仏が、
鼻の地蔵として語り継がれている。

因島村上家伝来資料群

白紫緋糸段縅腹巻、紙本著色村上新蔵人吉充像、紙本墨書因島村上家文書など。
因島村上氏に伝来する貴重な資料が、因島水軍城に収蔵されている。

因島村上氏一族の墓地

因島村上氏の本拠であった、因島の中庄に造営された菩提寺の裏山にある墓地。
かつて分散していた一族の墓とされる宝篋印塔18基と、多くの五輪塔がここに集められている。

レンタサイクルターミナル

土生港
(尾道市営中央駐車場)

所在地
尾道市因島土生町1899-31
Google Map
TEL
0845-22-3362
営業時間
8:30~19:00
駐車場
有料
最寄りのバス停・港・駅
土生港前バス停・土生港

村上海賊の故郷、芸予諸島の島々